輸送用断熱ボックス開発の大日本印刷に大賞 第28回「地球環境大賞」受賞者決定 4月22日に授賞式

地球温暖化防止など環境活動に積極的に取り組み、成果をあげている企業や団体などを表彰する第28回「地球環境大賞」(主催=フジサンケイグループ、主管事務局=産経新聞社、フジサンケイビジネスアイ)の受賞者が決まり、グランプリにあたる大賞には印刷事業で培ったコーティング技術などを生かし、魔法瓶のように内部の温度を長時間一定範囲に保つ輸送用の断熱ボックスを開発した大日本印刷が選ばれました。授賞式は4月22日(月)に東京・元赤坂の明治記念館で行われます。

同社の「多機能断熱ボックス」は、ガス透過性の低いハイバリアフィルムを活用した真空断熱パネルをボックス形状にしたもの。独自のソフトを使って保冷剤の使用量や配置などを最適化でき、より効果的な常温管理輸送を可能にします。ボックスは折りたたんで繰り返し使え、常温品と冷蔵・冷凍品を混載して運べるなど輸送効率改善による地球環境への負荷低減といった点が評価されました。

経済産業大臣賞は、高度な資源循環を実現するプラスチックのリユース・リサイクル工場を開設したキヤノン、国土交通大臣賞はエネルギー自給自足型住宅の開発・普及に取り組む積水化学工業が受賞。また、農林水産大臣賞は廃棄物だった間伐材や松葉から抽出・製造した高濃度フルボ酸を活用して土壌改良などに取り組む国土防災技術が、文部科学大臣賞は地域の課題である廃棄ウニから有機発酵液を作成する方法を開発した鹿児島県立鶴翔高等学校がそれぞれ選ばれました。

脱炭素化に向けた「エネルギー自立建築」への取り組みを進める大和ハウス工業が経団連会長賞、ペットボトルのダイレクトリサイクル技術を開発したサントリーホールディングスがフジサンケイグループ賞に輝きました。