職種紹介
多彩なイベントに関われる、ダイナミックなフィールド
私が所属する事業本部は、さまざまなイベントを手掛けている部署です。
「新聞社なのにイベント?」と思われるかもしれませんが、美術やファッション、ポップカルチャーなどの作品を展示する展覧会や、マラソンやダンスなどのスポーツ、落語や舞台、コンサートなど、多岐にわたるイベントを開催しています。また、近年はコンベンション事業という企業向けイベントにも力を入れています。
私たちはイベントを通じて、作品の魅力やその作品に込められた思いを伝えるだけでなく、歴史や芸術、最新のトレンドから、新たに誕生した文化まで、幅広いコンテンツを発信し続けています。
新聞社の事業担当として、イベントを楽しんでもらうことはもちろん、新しいことを知ってもらう機会になったり、より理解を深めてもらったりすることで、多くの人の生活がより豊かになればと思っています。
現在の業務内容
現場を支える“裏方”としてのやりがいも
印象に残っている仕事は、入社2年目でかかわった「イヴ・サンローラン展」です。
入社前から社内で企画が進められていましたが、コロナの影響もあり6、7年かかって実施しました。展示作業の立ち合いはもちろん、クーリエのアテンドや学芸員の方とのやりとりを担当し、いつも見ている大型展覧会が実施に至るまで、裏方ではどんな業務が行われているのかを肌で感じることができました。
展示作品であるイヴ・サンローランのドレスやジュエリーが輸送用の木箱から出された瞬間に立ち会ったことは特に印象深いです。フランスから空輸で日本に届き、木箱から取り出される様子を間近で見ることができたのと同時に、主催者側の一員だということを改めて実感しました。
仕事の魅力
企画~運営まで、イベントを成功へ導く
イベントごとに関わり方も異なりますが、実施に至るまでの全体像を見渡しながら業務に携わることができるのが仕事の魅力です。多くの人と関わりながら、人々に喜ばれる空間を作ることができるのは、この仕事ならではかと思います。
また、裏側では展示作業の様子や照明を調整していく過程を見守りながら、展覧会が少しずつ形になっていく瞬間に立ち会うことができることも、個人的には大きな魅力です。一般公開される前の展示室で、最終確認も兼ねて、時には音声ガイドを聴きながら作品を鑑賞できるのは、非常に貴重で、仕事の大変さも忘れられる瞬間です。
内覧会当日のタイムスケジュール
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9:00
会場入り。会場や控室の準備
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11:00
展覧会関係者を会場にてお出迎え。
控室や展示室にご案内 -
12:30
取材会・プレスプレビュー立ち会い、内覧会受付など
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14:00
プレス内覧会開始。
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16:00
開会式、登壇者のアテンドなど
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16:30
一般内覧会開始。
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18:00
内覧会終了。片付け
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20:00
業務終了。
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休みの日は
こんなことをしています -
旅行が趣味です。日常から離れて、リフレッシュすることを大切にしています。中でも韓国が好きで、行くたびにたくさん買い物をします。仕事の繁閑がはっきりしているので、まとまったお休みもとることができます。
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休みの日は
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- 私の職場の「業界用語」
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- 「クーリエ」
- 海外の美術館から作品を借りる際、所蔵館から作品と一緒に来日し、国内で展示する際の作業や点検に立ち会う専門スタッフ(学芸員や修復家など)のこと。