社員インタビュー

サンケイスポーツ編集局

モリ ショウタロウ 森 祥太郎

2021年入社

職種紹介

活躍の裏側に密着 スポーツの魅力伝える

サンケイスポーツ編集局は野球、サッカー、ラグビーなど各種スポーツから、公営競技、芸能記事まで取り上げます。現場の取材から目を引く紙面レイアウトまで、全て編集局の仕事です。

スポーツ紙の記者は自分が担当する競技のチームや選手の試合を見て、試合後に話を聞き、原稿を書くのが主な仕事です。ただ、「事実」を書いて終わりではありません。SNSやインターネットで誰が本塁打を打った、抑えたかを簡単に調べられる時代の中で「なぜこの選手は打てたのか?」、「華々しい活躍の裏にはこんな努力があった」というのを取材して読者に届けるのがスポーツ紙の役割であり、醍醐味です。

試行錯誤の日々ですが、自分ならではの目線を大事にして、スポーツの魅力を発信できるように力を注いでいます。

現在の業務内容

苦労や努力を形に 選手と共に涙も

現在はプロ野球、東京ヤクルトスワローズの担当をしています。球場に足を運び、選手に取材する日々です。

特に力が入るのは、プロ初勝利をした時の紙面です。2023年8月1日にヤクルトの山野太一選手が巨人戦で初勝利を達成しました。22年からヤクルト担当になったのですが、けがに苦しんで2軍生活を送っていた頃から追いかけてきた選手が、涙を流しながら勝利を喜んでいる姿はこみ上げるものがありました。その日の新聞をご家族のもとにお送りすると、親御さんから直筆でお礼のお手紙もいただきました。

プロで活躍するまでの苦労や努力を取材して〝形〟として残せるのは新聞の醍醐味です。これからも「ありがとう」と言ってもらえるような記事を多く書けるようにしたいと思っています。

仕事の魅力

後世に残る瞬間に立ちあえる

目の前で歴史的な瞬間を目撃できることは役得だと思います。2022年にはヤクルトの村上宗隆選手が史上最多の5打席連続本塁打や日本選手最多のシーズン56本塁打を達成し、令和初の三冠王となりました。ありがたいことにそのほとんどのホームランを球場で見て、興奮冷めやらぬ試合後には率直な感想や喜びの声を取材して原稿を書かせてもらいました。

後世にも残る瞬間を記事として残すので、新聞記者はどんな情景だったのか、球場のざわめき、その日の気候や天気などを冷静に見渡して書かないといけません。ただ、やっぱり一人の人間として興奮して喜んでしまうことも多々あります。

ある一日のスケジュール

  1. 09:00

    起床。
    各社の新聞をチェック

  2. 11:00

    取材現場の球場に移動

  3. 12:00

    早出練習をする選手がいれば取材

  4. 14:00

    試合前の練習を取材

  5. 18:00

    試合観戦。
    観戦中はスコアブックに試合を記録しつつ、選手の動きを観察

  6. 21:30

    試合の結果を受けて選手を取材

  7. 22:00

    急いで原稿を執筆

  8. 23:30

    仕事終了

  9. 24:00

    帰宅

  10. 25:00

    就寝

  • 学生時代は
    こんなことをしていました
    大学時代は体育会の山岳部に所属していました。ほぼ毎週末は登山かロッククライミングをして自然を満喫していました。夏は屋久島や西表島を沢登りで横断し、冬は北アルプスの雪山を登っていました。
  • 私の職場の「業界用語」
    アタマ
    「アタマ」
    紙面を身体に例えて大きさや掲載面を伝えます。紙面上部のメイン記事を「アタマ」、アタマの隣に配置する記事を「カタ」と呼びます。中段下あたりを「ヘソ」と伝えることも。