産経新聞社は、「100年後まで残る漢字を作ってみませんか」をテーマに募集した「第14回創作漢字コンテスト」の審査委員会を開き、応募作品2万927点の中から、最高賞の「白川創作漢字最優秀賞」に東京都練馬区の森本喜代治さん(94)の「かんがえすぎ」が選ばれました。
対象別に社会人・大学生、高校生、小・中学生の3部門で審査を実施。入賞作は最優秀賞のほか、富国生命優秀賞(社会人・大学生対象)5点、Z会優秀賞(高校生対象)3点、同(小・中学生対象)7点、富国生命・審査委員長特別賞(全応募者対象)2点、成語・成句特別賞7点、佳作3点の計28点です。学校賞は該当なし。
【コメント】
・最優秀賞の森本喜代治さん(94)※年齢は応募時点
「デイサービスの合間時間に創作漢字を試みているのですが、ノートを見返しても駄作ばかり。それはみな作りすぎ、加工しすぎ、考えすぎだから。その思いを漢字に重ねると、字が動きました。これが面白い」
・審査委員長の加地伸行氏(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所元所長)
「今回の特徴は中学生・小学生からの投稿が激増。しかもそれら作品を担任の先生がまとめて送ってくださった。ご協力に感謝と敬意を申しあげる。最優秀賞は『かんがえすぎ』。簡潔にして意味深長。94歳の作品。一方、最年少の入賞作品『とびばこ』は7歳。まさに人間が跳び箱を跳ぶさま。この老・幼ともお見事」
【主催】産経新聞社、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所
【特別協賛】富国生命
【問い合わせ先】「創作漢字コンテスト」事務局 メール:sousaku-kanji@sankei.co.jp