最優秀賞にブータン人留学生・ワンモさん 第40回土光杯全日本青年弁論大会

 将来を担う若き論客が弁論を競い合う「第40回土光杯全日本青年弁論大会」(フジサンケイグループ主催、カートエンターテイメント特別協賛)が1月6日(土)、東京都内で開かれました。国内外で社会情勢や安全保障環境が厳しさを増す中、今年は「日本の目指すべき道」をテーマに10人の弁士が熱弁を振るいました。
【動画】 https://www.youtube.com/watch?v=IJt4Q9IqK8U

 最優秀賞の土光杯はブータン人留学生で神奈川県立産業技術短期大学校1年のケザン・ワンモさん(26)=写真中央=が受賞。ワンモさんは「言語は国の文化と歴史を守る。日本語の大切さを自覚すべきだ。日本語を勉強し、母国への愛が深まった」などと述べました。
 昭和を代表する財界人で「メザシの土光さん」として語り継がれる辣腕(らつわん)経営者、土光敏夫氏の出身地、岡山県にちなんだ「特別賞岡山賞」は東京大学1年の熊谷綸太郎さん(19)が獲得しました。

 土光杯、岡山賞以外の入賞者は以下の通り。
《フジテレビ杯》中島萌さん(22)=中央大学4年
《ニッポン放送杯》増山実華さん(21)=駒澤大学3年
《産経新聞社杯》真家廉さん(23)=成蹊大学4年

【土光杯全日本青年弁論大会】行政改革に大きな足跡を残した故土光敏夫臨時行政調査会長の「行革の実行には若い力が必要」との呼びかけに応じて、フジサンケイグループが昭和60(1985)年に創設。テーマはその後拡大され、日本の将来を担う若者の主張の場として毎年開催される。