<朝晴れエッセー>62年ぶりの手紙

肺がんの宣告を受けた夫は「俺はてこずるよ」と言っていましたが、4年余りの期間穏やかに過ごし、てこずることもなく88歳の生涯を閉じました。 夫のいない生活を信じたくない私は恐る恐る書斎に入り茫然と立ちすくみました。家族宛て … Continued